「合同説明会で他院と差をつけたパンフレットやリーフレットを配布したい!」
「病院の100周年記念に特別感のある記念誌を制作したい!」
そんな皆さまに向けておすすめなのが「特殊印刷」です。この記事では特殊印刷の代表的な手法「箔押し」「PP加工」「型抜き加工」についてご紹介します。
特殊印刷とは?
特殊印刷とは、特別なインクや加工によって、印刷物にインパクトや独特の風合いを与えることができる印刷手法です。
例えば、パンフレットなどの表紙に用いると、高級感やオリジナリティを与え、手にとった方の印象に残りやすくなります。
価格は上がりますが、他と差別化した印刷物を作りたい場合は非常におススメの印刷手法です。
次に代表的な3つの特殊印刷をご紹介いたします!
1.箔押し
金や銀などの「箔」を熱と圧力によって紙に転写するものを「箔押し印刷」と呼びます。金属版を使い、熱と圧をかけて紙に箔を転写する加工方法です。
また、箔押しは金や銀だけではなくカラーバリエーションも豊富で、つや消しなど多くの選択肢があるのも特徴です。
箔押しの強み
印刷する紙の厚さを選ばないのが箔押しの強みです。
一般的な印刷機は、厚い紙が通らないことがほとんどですが、箔押しは、上からプレスして印刷する方式なので、印刷機に通らないような厚いものにも箔押しすることが可能です。
箔押しの活用例
高級製品のパッケージやブランドのロゴ、ウェディング招待状をはじめ、名刺などにもよく活用されます。また、特別なイベントや祝賀の場で使用する招待状やプログラムにも効果的です。
非常に華やかな印象になるため、パンフレットで社名やタイトルなどの目立たせたい部分にポイントで使うのもおすすめです。
2.PP加工
画像提供:ヨシダ印刷株式会社
PPとは「ポリプロピレン」の略です。印刷物の表面を、薄くて柔軟なプラスチックフィルム(ポリプロピレン)でコーティングします。
「グロスPP加工」と「マットPP加工」の2種類あることも特徴です。
グロスPP加工:
印刷面に光沢があり、つやを出せます。印刷物の写真の色彩を、より鮮やかに見せたい場合におすすめです。
マットPP加工:
サラサラした手触りで、光沢が無く、落ち着いた高級感のある仕上がり。グロスPP加工とは異なり、紙面の反射が抑えられるため、発色は全体的に落ち着いたトーンになります。
PP加工の強み
耐久性があり、防水・防汚性に優れているため、屋外での使用や頻繁な取り扱いに適しています。摩擦などによる印刷面の傷や色移りも防げます。
PP加工の活用例
屋外イベントのバナーやポスター、マニュアルや冊子など、耐久性や防水性が求められる印刷物に適しています。また、カードや冊子にPP加工を施すことで、光沢感や高級感を演出することも可能です。
書籍の表紙やポスターなどにもよく用いられます。
3.型抜き加工
画像提供:ヨシダ印刷株式会社
画像提供:ヨシダ印刷株式会社
型抜き加工とは、印刷物の表面を特定の形状で切り抜く手法です。
刃のついた抜き型をつくり、用紙に押し当てて圧力をかけて抜くことで、型通りの形に作ることができます。
曲線のある印刷物は、通常の断裁機だけでは加工できないため、「型抜き加工」が用いられます。
印刷物の仕様(用紙の厚さ、型の形、数量、納期など)によって型代や加工賃が加算されるため、複雑な形でデザインを施してしまうと、費用が高くなり、加工に日数を要する点は注意です。
型抜き加工の強み
たくさんのチラシやパンフレットが並んでいる中で、特徴的なデザインや形をしていると、思わず目にとまりますよね。
このように、印刷物に立体感を与え、デザインに創造性と独自性を持たせることで、注目度を高める効果があるのが型抜き加工の強みです。
型抜き加工の活用例
お店のPOPや商品のパッケージなどによく活用されています。カードの四隅を丸く加工した角丸名刺もこの型抜き加工が使われています。
また、見た目のデザイン性を高めるだけでなく、会社案内にポケットを取りつけ、チラシを入れられるようにしたり、スリットを入れて名刺を差し込めるようにしたり、機能面での応用も効きます。
まとめ
通常の印刷ではできない、豊かな表現を可能にする特殊印刷。今回ご紹介した以外にも多くの選択肢があるため、用途や目的によって印刷方法を選ぶことがポイントです。
ぜひ特殊印刷を効果的に活用して、他院と差別化を図ってみてはいかがでしょうか?
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