病院・クリニックなど、医療機関向けWebサイト作成のポイントや注意点について、医療機関の広報物制作に精通した「民間医局クリエイティブ」が解説します。
1.病院・医療機関がWebサイトを作成するメリット
モバイル端末所有者のうち、スマートフォン比率は96.3%(2023年)※に達しており、今や多くの人々がインターネットによって情報を入手しています。
病院・クリニックにおいてもWebサイトの作成は必須といって過言ではありません。では、具体的にどのような点でメリットが得られるかみていきましょう。
※参考:モバイル社会研究所 「スマートフォン比率96.3%に:2010年は約4% ここ10年で急速に普及」
1.集患
集患には自院の特徴や強みとなる医療サービスの訴求が重要ですが、そもそも自院の存在自体が“広く認知”されていなければ意味がありません。
Webサイトがあることで自院の存在を広く認知させることができ、特徴や強みを訴求するコンテンツによって集患効果を得ることができます。
2.採用
集患と同じように、医療機関のWebサイトは転職を検討している医師や看護師などにもアプローチすることができます。
採用ページに拡散力のあるSNS(Instagram・Facebook・X(旧Twitter)・YouTubeなど)を埋め込み連携させることで、より広くアプローチすることが可能です。
3.ブランディング(イメージの向上)
病院の外観・内観、医療機器、診療機能、そして医師やスタッフなどの情報をWebサイトによって開示し、“顔が見える病院”となることで、ユーザーからの信頼感・安心感を高めることができます。こうしたブランディングによって、今まで取り込めなかった潜在的な患者の来院につながります。
4.業務効率化
患者さんやそのご家族からの問い合わせが多い事項を、【よくある質問】といったコンテンツであらかじめWebサイトに掲載しておくことで、電話での問い合わせ対応にかかるコストを減らすことも期待できます。
また診療予約も電話受付ではなく、【予約フォーム】をWebサイトに設置することで、電話対応や予約管理業務などのコストを減らすことができます。
5.経営改善
Webサイトを作成する際は、『どのような人に』『どのような情報を』『どのようなカタチで伝えるか』といった、Webサイトに含めるべき情報を整理する作業が必要です。
その過程で自院の情報が整理され、訴求すべき情報のプライオリティや強みを把握することができるでしょう。それをWebサイトに反映させることで集患に繋がり、経営改善や経営安定化が期待できます。
Webサイトを作成するメリットについて、詳しくはこちらの記事をチェック
2.病院・医療機関のWebサイトを作成する方法
Webサイトの作成方法は大きく分けて3つあります。それぞれのメリットやデメリットを解説していきます。
1.【初心者向け】Webサイト作成ツールを使う
視覚的・感覚的にWebサイトを構築できるプラットフォームで、ツールとしてはWIX、STUDIO、Squarespaceなどがあります。自分でHTMLなどのコードを書く必要がないので、ノーコードツールとも呼ばれています。
2.【中級者向け】CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を使う
CMSはコンテンツ・マネジメント・システムの略で、コーディングの知識がなくても誰でもウェブサイトを作成・管理できるシステムです。WordPressやDrupal、MovableTypeなどがあり、サーバーにインストールして使用します。
3.【上級者向け】HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使う
HTMLLやCSSなどの言語を用いて、自分でイチから作成する方法になります。
制作会社に依頼
費用はかかりますが、専門の制作会社に依頼することがクオリティの高いWebサイトを最も確実に作成できる方法です。
医療機関のWebサイトにとって重要なのは、信頼感・安心感をユーザーに与えることです。特に医療業界に特化・精通した制作会社を選ぶことで、ユーザーに配慮した情報設計やデザインはもちろん、ブランディングやマーケティングの観点も踏まえた提案をしてもらえます。
Webサイトを制作する方法について、詳しくはこちらの記事をチェック
3.病院・医療機関のWebサイト作成で準備すべきこと
自分たちでつくる場合も、制作会社に依頼する場合も、Webサイト制作を失敗しないためには、事前の準備が重要です。
“失敗しない”ための事前準備
目的とターゲット設定
たとえば、集患目的とリクルーティング目的では、アプローチするターゲットや年齢層が異なるため、それぞれに適したデザイン構成によってWebサイトを作成しなければ効果は生まれません。
また、内科を得意領域としている病院がそれ以外のことをWebサイト上でアピールしても、自院の機能に適切でない患者が集まってしまい、集患効果はあっても利益を生み出さないWebサイトとなってしまいます。
失敗しないWebサイトにするため、『誰に向けた』・『何を目的とした』・『何を伝えたいのか』といった、サイトの目的とサイト訪問者の情報・属性など、ターゲット設定を明確にしましょう。
目的とターゲット設定について、詳しくはこちらの記事をチェック
参考サイトのピックアップ
Googleなどで「医療 サイト デザイン」で検索すると、参考となる医療機関のWebサイトを調べることができます。採用したいデザインやコンテンツなど、参考となるWebサイトがないかチェックしておきましょう。
また、自院が整形外科に強い病院ならば、競合となる周辺の整形外科病院のWebサイトをピックアップすることで、「自院の独自性をどう打ち出したらいいのか?」「競合病院と、どう差別化できるのか?」といったヒントも得ることができます。
サイトの構成やデザインイメージ
参考サイトをピックアップしたら、自院のサイトで取り入れたいデザイン、コンテンツ、機能を具体的にイメージしてみましょう。
「Topページはこのサイトのこんな感じが良い」、「診療予約フォームがほしい」など、Webサイト作成の目的とターゲット設定に合わせたデザイン、コンテンツ、機能などを具体的に検討してください。制作会社に依頼する場合は、必要要件や設計の相談からのってくれるので、スムーズに制作に着手することができます。
デザインについて、詳しくはこちらの記事をチェック
納期の確認
「この日までに公開したい」という納期は必ず設定しましょう。
制作会社に依頼する場合、Webサイトの作成は、おおよそ3~6か月はかかります。納期に向けて、いつまでに素材を揃える必要があるのか、ゴールに向けたスケジュールなどを制作会社と打合せをしながら組み立てることで、納期の遅れを防ぐことができます。
Webサイトの制作スケジュールについて、詳しくはこちらの記事をチェック
提供する素材
写真(画像データ)
Webサイトに掲載する写真は、他の医療機関との差別化を出しやすく、かつ効果的に魅力を伝えることができます。
外観や院内の様子、医療機器・設備、医師やスタッフの写真を掲載することで、患者さんにとっても、求職者にとっても、病院の雰囲気を伝える非常に有効な手段となります。
最適な写真がなければ、Webサイト作成を機に、プロに撮影を依頼するのがよいでしょう。ネットでダウンロードできる写真素材は一見キレイに見えますが、実在する医療機関としての安心感や温かみが感じられないため、避けたほうがよいでしょう。
写真(画像データ)について、詳しくはこちらの記事をチェック
文章(テキストデータ)
Webサイトには各ページに載せる文章も必要になります。
この作業がなかなか大変なので、医療業界に精通したプロのライターに依頼したり、制作会社にサポートしてもらうことをおすすめします。
すでに「病院案内パンフレット」をお持ちの場合は、そちらを参考にするとよいでしょう。
4.病院・医療機関のWebサイトに入れるべきコンテンツ
Webサイト作成の際の大きなポイントとなるのが、コンテンツです。コンテンツとはWebサイトに掲載される情報すべて(テキスト、画像、動画など)を指し、外観を表すUI(ユーザーインターフェース)とは対比して使われます。
ユーザーが求めているコンテンツを掲載することで、信頼度と満足度を高め、集患につなげることができます。
どのようなコンテンツを掲載するかは医療機関の規模や打ち出したいポイントによってさまざまですが、以下を基本としてご参考ください。
1. 病院概要
- 医療機関の沿革や理念、基本方針
- 医師・スタッフの紹介
- 外観写真、院内写真
- 施設機器の紹介
- 病院の特徴
2. お知らせ
休診情報やコロナ対応、イベントの告知など最新情報を提供
3. 外来案内
- 外来診療の予約方法や受付時間
- 初診時の持ち物や流れの説明
4. 診療科・部門案内
- 各診療科や部門の詳細な説明
- 医師やスタッフの専門性の紹介
5. 入院・面会
- 入院受付の手続きと必要な書類
- 面会のルールや時間帯
6. 採用情報
- 医師や看護師、スタッフの募集状況
- 採用ポリシーや求める人物像
- スタッフインタビュー
- 働きやすさや福利厚生のアピール
7. アクセス
- 最寄りの公共交通機関の駅・バス停名
- Google マップ埋め込み
- 駐車場の収容台数
8. お問い合わせ
5.病院・医療機関のWebサイトで基本となるページ
実際のWeb制作では、上記で取り上げたコンテンツをそれぞれページに落としこんでいきます。
近年はスマートフォンの普及に伴い、ページ数は少なめで、1ページに多くの情報を掲載するといった傾向があります。
どのようなページ構成にするかは医療機関によってさまざまです。一般的に、ページ数が増えれば増えるほど制作費も大きくなりますので、予算によっても異なってきます。
Topページ
ほとんどのユーザーが最初に訪れる、Webサイトの顔となる重要なページがTopページです。
ユーザーが「どのような医療機関なのか」を理解することができ、「探している情報がすぐに見つかる」ように設計することが大切です。
主要なページへのリンクはTopページに設置し、導線を確保します。Topページの構成について解説しながら、各ページの概要についても見ていきましょう。
ヘッダー
ナビゲーションメニューを設置し、主要なページに素早くアクセスできるようにしましょう。サイトの構造を明確にする役割もあります。
急いでいるユーザーがすぐにお問い合わせできるように、お問い合わせフォームや連絡先、診療時間などを掲載するとよいでしょう。
フッター
サイトマップ、プライバシーポリシーやSNSへのリンクを設置します。
サイトマップはサイトの構造が一覧でき、ユーザーが目当てのページにアクセスしやすくなります。
キャッチコピーとメインビジュアル
Topページには、医療機関の特徴や使命を伝えるキャッチーな画像とキャッチコピーを大きく配置します。
ここはユーザーがサイトを訪れる際に、最初に目に入る要素です。効果的に活用することで、ユーザーに好印象を与え、興味を引くことが期待できます。
ヘッダーやフッターなどページのレイアウトについて、詳しくはこちらの記事をチェック
お知らせ
お盆・年末年始の休診、診療時間の変更、担当医師の変更、最近ではコロナ禍での対応など、最新情報を発信します。
定期的な発信を通じて患者さんとのコミュニケーションを強化し、信頼性の高い医療機関であることをアピールできます。
診療科一覧・外来案内
診察内容が不明だと来院につながりません。「どのような診療科があるのか」が一目でわかるように診療科一覧を掲載しましょう。
「自分の症状がどの診療科に当てはまるのか」といった場合も多々あるため、「○○のような症状は○○科」といった情報を記載しておくのも有効です。
病院概要・特徴
他の医療機関との違い、独自性を訴求することができ、自院の機能に最適な患者層の獲得にもつながります。
入院・面会
入院手続き、必要な書類、患者の持ち物など、入院に関する基本的な情報や、面会可能な時間、面会の制限やガイドライン等の情報を提供します。
これらの情報を提供することで、患者さんの入院前の不安や疑問を解消し、入院手続きをスムーズにします。また、現場の医療スタッフの業務効率化にも繋がります。
採用情報
採用に課題を抱えている医療機関は少なくないでしょう。Topページに掲載することで、求職者との貴重なタッチポイントとし、雇用機会の損失を防ぎます。
Topページに採用情報を掲載する場合は、一般の患者さん向けコンテンツと混同されないように見せ方を工夫する必要があります。
働く人々の写真やプロフィール、インタビューを掲載することで、リクルーティング(研修医・専攻医募集、医師募集、看護師募集など)において大きな訴求力となります。
アクセス情報
住所はもちろん、病院への行き方も記載するとよいでしょう。最寄りの公共交通機関の駅・バス停名や、そこからの距離(分数)、駐車場の収容台数などがあると親切です。
Google マップの埋め込みもおすすめです。
お問い合わせ
① 問い合わせ方法(電話orフォーム入力)の明記
訪問診療や訪問看護などのお問い合わせは【フォーム入力】、病気やケガなど診療に関する質問は【電話】といったように、問い合わせ内容によってその方法が【フォーム入力】か【電話】かを明示することで、ユーザーが迷うことなく問い合わせ行動に移しやすくなります。
② 問い合わせ種別の選択
問い合わせ内容が何の項目についてなのか、【入力フォーム】の冒頭にて、「外来診療」「入院」「訪問診療」「スタッフの採用」といった問い合わせ種別の選択を設定しておくことで、何の予約か、何の問い合わせなのかがわかりやすくなり、確認・返答作業の軽減につながります。
6.病院・医療機関のWebサイトを制作する際の注意点
Webサイトは自院の“顔”となる重要なツールであり、情報に誤りがあったり、求めている情報にたどり着けなかったり、更新が適切に行われていないと信用を大きく失いかねません。
そのような事態を避けるため、いくつか注意点をご紹介します。
「医療広告ガイドライン」の厳守
厚生労働省が医療法に基づいて定めている「医療広告ガイドライン」では、増加している美容医療に関係するトラブルから、2019年の改正を機にWebサイト上の広告においても規制・罰則の対象になりました。
患者や利用者に向けたWebサイト上での表現で注意すべき点は下記になります。
- 虚偽広告
- 比較優良広告(他の医療機関と比較して優良である旨の広告をしない)
- 誇大広告
- 患者等の主観に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談
- 患者を誤認させる恐れのある広告
- 公序良俗に反する内容の広告、品位を損ねる内容の広告など
- その他、厚生労働省令で定める基準に準拠していること
これらを含む広告や文言は是正や罰則の対象になりますので注意が必要です。
詳しくは、厚生労働省「医療法における病院等の広告規制について」をご確認ください
医療法における病院等の広告規制について |厚生労働省 (mhw.go.jp)
使いやすいUI/UX設計
UI(ユーザーインターフェース)とは、Web上でユーザーの目にふれるすべてのものを指します。 UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが得られる体験のことです。
Webサイトのデザイン性や新機能にとらわれすぎて、ユーザーの“使いやすさ”という点を疎かにしてしまうと、使いづらくストレスになる=自院へのマイナスイメージ増大、という本末転倒な結果を招いてしまいます。
医療機関のWebサイトの場合、ユーザーは急いでいる場合も多々あり、使いづらさは印象の低下につながります。医療機関のWebサイトはユーザーにとって使いやすいUI/UX設計にポイントを置くことが非常に重要です。
スマートフォンやタブレットでの見え方
近年はスマートフォンからの閲覧機会が増加しており、また医療機関を検索する際は緊急性の高い場合も多く、手元にあるスマートフォンが利用されます。
そのため、スマートフォンやタブレットで見た際に、どのように見えるのかをしっかり確認することも重要です。
Webサイトを更新した際、スマートフォンやタブレットなどにも最適なデザインに自動反映される【レスポンシブデザイン】があります。
Googleはスマホサイトでの使いやすさを重視しているため、その結果も検索エンジンの順位に大きく影響します。【レスポンシブデザイン】の実装はパソコンサイトとスマホサイトのURを統一できるため、SEOで高評価を受けやすくなるという大きなメリットもあります。
レスポンシブデザインについて、もっと詳しく知りたい方はコチラへ
情報の更新を行う
Webサイトの公開後、適宜に修正・改良を加えていかなければ劣化が始まります。特に医療機関のWebサイトにおいて生命線となるのは、”正確な情報”です。
情報の古さは誤った情報を発信していることと同じであり、検索結果の上位に表示されにくくなり、信頼もなくなります。
【最新情報】【重要なお知らせ】といったコンテンツによって、常に新しい情報を発信・更新していくことは医療機関にとって非常に重要となります。
定期的にリニューアルする
Webサイトを公開してから数年経つと、情報過多になったり、デザインの古さや、Webサイトの基本構造が現在のものと合わなくなるなど、さまざまな問題も出てくるため数年おきにリニューアルする必要があります。
以下にリニューアルのメリットをいくつかご紹介します
デザインの刷新
デザインが変わることで、使いやすく見やすい=知りたい情報を容易に見つけることができるWebサイトに生まれ変わります。また、好感度も高くなり、新しいブランドイメージを強く印象づけることができます。
新機能の追加
Webサイトは年々、機能や技術が進化しています。【予約フォーム】機能の追加など、リニューアルによって使いやすい機能を導入することでWebサイトの利便性も向上します。
サイト構造の刷新
サイト構造を刷新することで、ユーザーが必要な情報にアクセスしやすくなります。
また、SEO対策を意識したサイト設計によってアクセス数を増やす=集患にもつなげることができます。
最新の市場状況に対応
Webサイトが古いとセキュリティ問題など、情報漏洩の危険性も高まります。最新バージョンに更新することで、セキュリティの強化、表示速度の改善、見え方の問題も解決します。
管理者側の利便性もアップ
Webサイトのリニューアルは管理者側にとっての利便性もアップするため、業務負担が軽減されるというメリットも生じます。
Webサイトのリニューアルについて、もっと詳しく知りたい方はコチラへ
7.「民間医局クリエイティブ」が制作したWebサイト事例
最後に「民間医局クリエイティブ」が制作したWebサイトをご紹介します。
医療法人社団久遠会 みずほ病院
東京都西多摩郡にある「医療法人社団久遠会 みずほ病院」さんのWebサイトです。
必要な情報に直ぐにたどり着くことができるシンプルでわかりやすいTopページとなっています。
ベースカラーは「安心」・「信頼」・「誠実」を印象づけるブルーを使用。
水流のような紋様をあしらいとして配置し、病院の所在する西多摩郡瑞穂町の自然あふれるみずみずしい様を表現しました。
トップ画面のメインビジュアルには、病院の周辺地域や外観、院内の写真などをスライド表示し、さらに写真背景にキャッチコピーを挿入することで、町の人々に寄り添う病院の姿勢や地域での在り方などを訴求しています。
ヘッダー部分には、診療科目や病院機能、診療時間、電話番号、そしてブルーの背景に目立つよう、視認性の高い黄色の【お問い合わせフォーム】ボタンを右側に固定配置しました。これによって、ユーザーはどのページを見ていても迷うことなく問い合わせができるようになっています。
自院のさまざまな情報を発信する【お知らせ】欄も、背景色を黄色にして視認性を高くしており、ユーザーが重要な情報を見逃すことがないように工夫しています。
また、高齢患者さんにとって【お問い合わせフォーム】による入力は慣れない作業となります。高齢患者さんに配慮して、ヘッダーやページ内にも電話番号を目立つように固定配置し、急な体調不良などがあった場合でも、電話で直ぐに問い合わせができるよう工夫しています。
高知県立あき総合病院 研修医募集サイト
高知県安芸市に位置する「高知県立あき総合病院」さんの初期臨床研修医・専攻医採用を目的としたリクルーティングサイトです。
基本色は病院ロゴマークに使用されているグリーン系を使用し、「若々しさ」・「さわやかさ」・「やわらかさ」を印象づけています。
ユーザー(医学生・研修医)を病院見学に誘導するため、ヘッダー部分のナビゲーションには、【病院見学申し込み】が目立つよう、グリーン背景の白抜きの文字で表記し、視認性を高くしています。
そしてユーザーに大きな訴求効果を与えているのがTopページのメインビジュアルである人物写真です。「医師としての強さ」、そして「上司や仲間たちとの良好な関係」「親しみやすさ」「院内の活気や明るさ」など“研修の充実度”や“働きやすさ”を強く印象づける人物写真を使用しています。
見やすく整理されたシンプルなレイアウトと配色によって、人物写真をより際立たせていることもポイントです。
さらに画像背景に大きくキャッチコピーを挿入し、自院で研修をすることで“どのような医師になることができるのか”を訴求し、応募効果を高めています。
福井大学医学部看護学科 公式サイト
「福井大学医学部看護学科」さんの学生募集(志願者数アップ)を目的としたWebサイトです。
Webサイトの基本色は福井大学のロゴマークと同じブランドカラーであるブルーを使用。フォントも丸みのあるものを使用し「若々しさ」を表現、グラデーション要素を取り入れて女性らしいインパクトを付け加えています。
ヘッダーのナビゲーションには、ユーザーである受験生に必要な、学科情報、進路・就職、入試情報、デジタルパンフレット、入試資料請求、さらに黄色の【お問い合わせ】ボタンを背景色とのコントラスト効果で目立つように配置し、入試に関する問い合わせ数の増加を図っています。
Topページ画面の大半を占めるメインビジュアルの人物写真はスライドショーになっており、学生たちの学ぶ様子、先生と触れ合う様子、キャンパスライフ写真がスライド表示され、ユーザーに対して“学校生活の楽しさ”や“充実度の高さ”を訴求しています。
トップ画面をスクロールするとすぐに【NEWS(ニュース)】コンテンツが表示され、入試情報やイベント情報など、ユーザーが重要情報を見逃すことのないデザイン構成になっています。
民間医局クリエイティブは、Webサイトの制作実績も豊富です。
その他の制作事例は以下からご覧ください。
→Webサイト制作事例はこちら